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アニマルレフュージ関西:保護犬・保護猫のサポートをしよう!

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アニマルレフュージ関西:保護犬・保護猫のサポートをしよう!

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アニマルレフュージ関西

日本にはたくさんの保護犬・保護猫がいます。多くは動物保護施設などの団体に保護され、新しい家へと里子に出されています。保健所での殺処分の数は減少傾向にあるものの、残念ながらまだまだゼロには程遠いのが現状です。そんな保護犬たちを新しい家族のもとへと送り届けるには、ただ体をきれいにしてあげるだけでなく、予防接種などサポートで健康な状態にしてあげることが必要となります。保護施設に支援をする事で、より多くの保護犬たちが里子として新しいスタートを切る事が出来るようになります。Gochisoは動物たちを救うため、消費者とNPO団体のプラットホームとなり、支援の手助けをしています。

今回、Gochisoがプラットホームになり、消費者の皆さんに紹介をするのは動物たちの保護活動を行っている認定NPO法人 アニマルレフュージ関西。

大阪シェルター(保護施設)で代表のエリザベス・オリバーさんにインタビューをさせていただきました。

『認定NPO法人 アニマルレフュージ関西について』

1968年にイギリスから英語教師として来日された代表理事のエリザベス・オリバーさん。日本で「家のない動物たち」の現状を目の当たりにし、友人たちと救助活動を始めたのが非営利・非政治の施設団体:認定NPO法人 アニマルレフュージ関西(以下 アーク)の原点。1990年に設立され、これまでに累計7500頭以上の動物を里親の元へと届けるサポートを行ってきました。資金の援助も十分に得られず、フード等の援助のみで活動を続けてきた時期もあったそう。現在は一般の方からの寄付や会費による支援と約30名のスタッフと多くのボランティアの方々の協力により、以下の4つの柱を中心に運営されています。

『アークの具体的な活動』

アークは以下の4項目を柱にして活動を行っています。

1:さまざまな理由で保護した犬や猫の心身のケア、社会化トレーニング、里親探し

2:望まれずに生まれてくる犬や猫をなくすための不妊去勢手術の推奨

3:日本の動物福祉水準の向上の為の啓蒙活動、子どもたちへの教育と行政への働きかけ

4:国際水準の動物福祉センター(篠山ARK)の建設

具体的な活動についてはこちら:http://www.arkbark.net

今回、Gochisoを通して支援できるのは[1:さまざまな理由で保護した犬や猫の心身のケア、社会化トレーニング、里親探し]の目標達成の為には必要不可欠となる『予防接種の支援』です。予防接種は病気や病気の蔓延を防ぐために重要であり、1匹だけでなく施設全体の動物たちを守るために必要な支援となります。

『インタビュー』

[活動について]

−本日はよろしくお願いします。まずは、アークさんの具体的な活動を教えてください。

飼育放棄された動物たちの受け入れや救助をしています。警察から引き取る場合やブリーダーなどが世話を放棄した場合など引き取る状況は様々です。個人から引き取るケースが多く、順番待ちリストがあるほどです。

アークでは家庭犬や猫と同じような環境を作ってあげるため、餌は大皿ではなく、個別で与えるなどの配慮を心がけています。他にも、脳を活性化させる為に刺激を与えるようなおもちゃを与えてあげるなど、動物たちがなるべく楽しく、リラックスした状態で生活できるような環境を作るようにしています。また、健康状態を維持するために体重なども定期的に測りチェックを行っています。シャンプー台なども完備されているので、一ヶ月に一度はシャンプーをするようにしています。

・個人から引き取るケースが多いのですね。どういった理由で引き取ることが多いですか?

最近は高齢者が健康面の問題などで世話をすることが出来なくなり、引き取るケースが多いです。しかし、そのような場合はペット自体も高齢なケースが多いので、新しい里親を探すのが難しく、治療やサポートのための費用が多くかかります。このような高齢者が世話をしきれなくなるケースは年々増加しています。

・今回のインタビューは大阪シェルターでさせていただいていますが、ここにはどれくらいの動物たちが生活していますか?

現在、大阪シェルターでは150頭の犬、100頭の猫を保護しています。篠山には40頭ほどの猫と犬やウサギなどの動物たちがいます。東京はオフィスなので動物たちの施設があるわけではありませんが、譲渡会などイベント開催を中心に活動しています。

・すごい数ですね!今までで計何匹の保護してきたのですか?

(壁一面にギッシリ並んだファイルを指差しながら)あの本棚には今までに保護してきた動物たちのデータが全て置いてあります。犬のファイルは49冊、猫は26冊あるので、全てで75冊です。一つのファイルに100匹の記録が載っています。

・一冊あたり100匹ですか!? ということは、今までに計7500匹の動物を保護してきたということですか?

そういうことになりますね。犬と猫以外の動物も保護しているので、7500匹より少し多いと思います。


・アークのビジョン or 目標はなんですか? 

動物たちの新しい家を見つけることが私たちのビジョンであり最終目標です。そのために健康管理などの里子になるためのサポートをすることが重要になってきます。

−ここからはアークさんの原点について質問させてください。

[アークの原点]

・認定NPO法人 アニマルレフュージ関西を始めたきっかけを教えてください。

来日当初は大学で教師をしていました。昔から犬や猫、ポニーなどの動物に囲まれて育ったので、動物のボランティア活動に興味があり、積極的に参加するようになりました。そこで、野良犬・猫の多さや日本の動物問題の実態を知り、1990年に動物たちを保護する活動を自身で始めようと決意しました。1990年に大阪で始まったアークは、来年で設立30年を迎えようとしています。大阪のメインシェルターだけでなく、東京にもオフィスを構え、篠山では新施設を現在建設中で、成長を続けています。

・始めた頃は何人で活動していましたか?

当初は私と数名の友人で活動していました。今は20人ほどのスタッフが、動物たちの世話だけでなく、施設の管理なども行ってくれています。

・オリバーさんにとってのターニングポイントは?

1995の阪神淡路大震災での救助活動。

たくさんのボランティアと共に一年で約600匹の動物を救助しました。この救助活動を機に本格的にアークとして活動するようになりました。

[動物問題について]

・オリバーさんは日本に来て動物問題の深刻さを実感したとおっしゃっていましたが、イギリスと日本の動物問題ではどのような違いがありますか?

野良猫犬の問題はどこでも大きな問題ですが、私の母国のイギリスでは日本と少し状況が異なります。イギリス人も日本人と同じような理由で犬や猫を手放しますが、イギリスには日本に比べて動物保護施設などの機関の数が圧倒的に多く、動物たちは保護される場所がどこかにあります。ですが、日本には保健所以外の動物保護施設が少なく、動物たちのセイフティーネットがイギリスより構築されていません。そのため、動物たちの行き場がなく、日本ではより大きな問題になっています。

また、イギリスでは動物を飼う時、60%の人はシェルターへ出向き、30%はブリーダーから動物を買います。ペットショップなどで売られる犬はパピーミルと呼ばれる劣悪な環境で大量繁殖させるための「子犬工場」から仕入れられることを消費者は知っているので、そのためペットショップから動物を買う人がいませんし、ペットショップのような店はイギリスでは存在しません。一方、日本ではほとんどの人が繁殖屋と呼ばれる悪質なブリーダーの上で成り立つペットショップで犬や猫を買っています。繁殖屋での飼育状況はひどく、悲惨な状況下で繁殖させられています。

・これまでにたくさんの動物を保護してきたオリバーさんですが、保護活動を行う上で保護数は減少していると感じますか? 

場所によって異なりますが、野良猫・野良犬の数は減少したと思います。地域の気候によって野良の数には大きな差があると思いますが、人々がもっと動物の命に責任感を持つようになったことと、保健所が犬や猫を以前より引き取らなくなり、殺処分の数が少なくなったことが関係していると思います。

・気候によって差が出るのはなぜですか?

寒い地域では野良は少ない傾向にあります。反対に暖かい地域では野良は多いです。野良たちにとって気候は命を左右する大きな要因です。

・野良犬と猫の数には差がありますか?

野良猫の数は野良犬より多く、大きな問題です。野良猫に公園などで餌をあげたりする人が多く、その影響もあります。また、猫繁殖力の問題でもあると思います。犬の場合、1匹の犬から6年で6万7千匹繁殖すると言われています。ですが、猫の場合は6年で45万匹にまで数が膨れ上がると言われています。

 —なるほど。   

[今回の支援:予防接種について]

・動物たちが里子になるためにはどのようなプロセスを経る必要がありますか?

まず、動物たちはアークに入居する際に予防接種や血液検査、健康診断、マイクロチッピング、去勢のプロセスを経ないといけません。里子になるためにもそのようなプロセスは必須です。

・入居するためや、里子になるためのプロセスの一環である予防接種が今回の支援内容になりますが、それについて詳しく教えていただけますか?

アークでは一年に一回ワクチンを打っています。これだけの動物がいると家庭犬・猫よりは高い感染のリスクが伴います。そのため、感染症を防ぐためにもワクチンは必要となってきます。特に、ここ大阪シェルターは山奥なので、よくネズミが出ます。なので、ネズミが巡回するレプトスピラと呼ばれる病気などにかかる恐れがあります。レプトスピラを予防するためにも、一年に一度ワクチンを打っています。 健康を保つ為にはワクチンは不可欠です。ワクチンを含む医療費は最も高くかかる費用の一つでもあるので、今回の支援をお願いすることにしました。

・予防注射は1匹1000円とのことですが、なぜそのくらいの費用が必要となるのですか?

獣医に行けば、ワクチンは通常8000〜10000円位するものです。ですが、アークは製薬会社から原価でワクチンは買っているため、一匹あたり600-800円で済みます。ですが、獣医さんの診療代や往診代などを含めて、最終的に一匹あたり1000円ほどかかります。一日で犬猫300匹の予防接種をするので大仕事です。(笑)

[私たちにできること]

・私たちに出来ることは?

ペットショップから動物を買わないことです。そして、Gochisoのような団体を介して寄付して頂くことです。スペースやスタッフ、お金のバランスを保たなければならず、それが崩れると運営ができなくなります。ですので、アークでは資金の寄付はもちろんですが、要らなくなった古着などでおもちゃを作っての寄付、夏には影を作る為の葦簀や、冬には暖かさを保つ為のブランケットなどの寄付も歓迎しています。個人からの寄付が多いので、皆様の協力が運営する上での力になります。

・最後に今後の目標を教えてください。

アークが続いていくことです。若い世代に活動を引き継いで続けていってほしいと思います。

—本日は貴重なお話ありがとうございました!

『GOCHISOとのつながり』

Gochisoはレストランでの食事を通して、団体に支援を行っています。今回紹介したアークもその内の一団体です。Gochiso提携レストランで食事をし、その食事代の10%〜20%をアークさんの支援にあてることが出来ます。もし、あなたが1万円分の食事をしたら1匹から2匹の動物に予防注射の支援をする事が出来ます。

ぜひこの機会に、アークの動物たちへのサポートをお願いします!あなたの気持ちがたくさんの動物たちの健康を保つための支援となります。



インタビューを終えて』

オリバーさんとのインタビュー後、施設を見学させていただきました。どの動物たちも本当に幸せそうで、カメラを不思議そうに見つめていたのがとても印象的でした。案内してくれたスタッフの方にやりがいを尋ねると「動物たちを引き取るところから、里親の元に引き取られていくまでの一連の流れを見ることができ、関われることにやりがいを感じています。年に一度の同窓会では里親の元で幸せになった動物たちを見ることが出来るのが何よりも嬉しいです。」と語っておられました。また、里子となった動物たちに関して、「同窓会ではスタッフのことを忘れてしまっている動物たちも多いですが、飼い主がいない辛かった時期を忘れられるほど今が幸せだということだと思うので、その方が私は嬉しいです。もちろん、覚えていてくれていても嬉しいですけどね!」とスタッフさん。行き場を失った動物たちを目の当たりにし、人間の責任・動物たちの命について深く考えさせられると共に、アークの方々の動物たちへの強い思いが感じられた今回のインタビューでした。

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